ほどよい節約生活のススメ

今は日本に限らず、世界中が不景気の波に襲われている様です。

 

収入は増えないのに、物価は上昇する一方。

 

そんな世の中どの様に切り抜けていくことができるのか、家族のお財布事情を一番把握している主婦の方々はきっと、頭を悩ませているに違いありません。

 

働きたくても働けないそんな状況の時、もしくは支出を少しでも減らさなくてはならない時、必ずするのは節約です。

 

多かれ少なかれ、多くの方がなんらかの点で節約生活をされているのではないでしょうか?

 

家庭によりそれぞれ、どうしても節約できないポイントは違うと思いますが、特に毎日の食費の節約は主婦の方なら節約生活をするにあたり、基本中の基本なのではないでしょうか?

 

かくいう我が家でも、出来るだけ毎月の出費を抑え、少しでも貯蓄に回せる様に節約生活をしています。

 

しかし、この食費の節約をあまりにもしてしまった為に、逆に生活苦をまざまざと味わうはめになったのであります。

 

首をかしげる方もいらっしゃると思います。

 

なぜに豊かな生活を目指しての行為が、生活苦を生むのか。

 

ヒントは極限まで食費をカットしてしまったことにあります。

 

当たり前のことですが、人間食べなくては死んでしまいます。

 

ところが、節約を心掛けるあまりにすっかり脅迫観念に囚われてしまったわたしは、1日の食費を超える出費に絶望感を抱いてしまうようになったのです。

 

要するに、1日の予算を超えてのお金の出費に関して、言いようもない敗北感と嫌悪感などの悪感情を抱くようになってしまったのです。

 

普通、お金を消費することは良い感情を生じさせます。

 

ストレスを発散させたり、ある種の高揚感を感じることができるからです。

 

ところが、前述しましたようにお金の消費に関して悪感情のみを抱くようになると、それがストレスを生み、生活苦をさらに痛感せざるを得ない状況に追い込んでしまうのです。

 

楽しく節約生活をされている方もたくさんいらっしゃると思いますが、この世界全体が節約をしなくても良い社会になれば、きっと生活苦も一緒に消えてなくなってしまうんだろうなあ、などと思う今日この頃であります。

 


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